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弟子と親方展

2025.03.25~05.30

「若手職人に光が当たる場をつくりたい」
弟子と親方展は、そんな想いで企画・開催している展示です。
伝統工芸の世界は、長年技術を磨いてきたベテラン職人にスポットライトが当たりがち。だからこそ、若手職人も輝ける場をつくることで、職人や産地のモチベーションにつなげたいと考えています。そして、未来を背負って挑戦する若手職人の作品が、他の誰かのモチベーションにつながったり、この世界に一歩踏み出そうか悩んでいる誰かに希望を与えたりできると、嬉しく思います。

<出展者>

野々花染工房(山形県・置賜紬)

天然染料による染色、手織を手がける野々花染工房。藍・紅・紫根・茜・桜など自然の染料を用いた「草木染め」による染織技法の伝統を守り続けています。
主には着物、帯、帯揚、帯〆、タペストリー、のれん、バッグなど、伝統染織技法にこだわって、四季折々の染織を展開しています。

岩田三宝製作所(愛知県・尾張仏具)

江戸時代中期から神饌(神様へのお供え)を載せるための『三方』を中心に、木曽ひのきの素材にこだわった神具・仏具・結納道具を製作しています。 7代目まで技術を代々受け継ぎ、現代のライフスタイルに合わせた新ブランド「NUSA」も展開。300 年前からの技術と伝統を守りながら、新たな挑戦をし続けています。

小坂彫房(岐阜県・飛騨木彫)

1966年開業の小坂彫房は、飛騨の伝統工芸「一位一刀彫」の技を受け継ぎつつ、独自の発展を遂げる工房。 一位材の他に桜、桂、檜、神代木など、様々な木材の特徴と美しさを生かし、伝統的な作品から新しい息吹を吹き込んだ現代作品まで幅広く製作。家具やギターの工房、漆芸作家、木芸作家らとの共同作品にも挑戦しています

やまぜん窯(福岡県・小石原焼)

小石原焼発祥の地、皿山地区にかまえる窯元。作陶家の熊谷智久は、美術大学卒業後、日本伝統工芸展を中心に多くの入賞実績を誇ります。 「陶び(よろこび)をくらしのなかに」をテーマに、日々の暮らしを楽しく、豊かに、よろこびあるものに、を心がけ、ものづくりに励んでいます。

桑原竹細工店(熊本県・日奈久竹細工)

湯治客のお土産としてこれまで多くの竹製品が作られてきた八代市日奈久。桑原竹細工店は1902年に創業し、3代目として桑原哲次郎さんが後を継ぎ、日奈久竹細工を作り続けています。 籠や箸が有名ですが、全国から注文が寄せられる大人気商品である桐の「おきんじょ人形」は、桑原竹細工店が今もなお唯一製作し続けています。