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愛媛県今治市 伝統工芸品のご紹介

愛媛県今治市
2024.11.18~12.17

今治市は、近畿地方と九州地方を結ぶ瀬戸内海航路の中間に位置しており、古来より海上交通の要衝となってきました。
戦国時代には、来島村上氏、能島村上氏などの海賊衆が大きな影響力をもち、瀬戸内海の交易・流通の秩序を支える海上活動を生業としていました。
その精神が現代の海運・造船産業にも受け継がれ、今では世界的な海事産業の集積地として名をはせています。

また、今治と言えば「今治タオル」というイメージが強いと思いますが、桜井漆器や菊間瓦のような伝統工芸や、今話題の「紅まどんな」など柑橘類の産地でもあります。

今回、今治の様々な地場産業の中から、タオル、木工品をはじめ、桜井漆器技術、そして菊間瓦の技術を活用した興味深い逸品をご紹介します。

(開催場所:東京ワールドゲート神谷町トラストタワー2F CoCo JAPAN)

・菊間瓦(小泉製瓦有限会社、有限会社ハマセ商店)

愛媛県今治市の菊間町で生産される「菊間瓦」は、いぶし銀の独特の色とつやが特長で約750年の歴史があります。明治前後には大山祇神社の御用瓦を納入したり、皇居の御用瓦を納入するなど、最盛期を迎えたものの、近年は日本瓦の需要減少に伴い、製造業者も大幅に減少してしまいました。そのような趨勢の中、長年に渡って受け継いできた製瓦技術を応用し、様々な商品を生み出しています。

・桜井漆器(株式会社桜井漆器会館)

桜井漆器は、その昔、重箱の角を細かく櫛歯型に組み合わせる「櫛指法」と呼ばれる独自の技法が用いられていることで全国に名が知られた工芸品です。 当時は丈夫に作るための製法として注目されました。やがて、より堅牢に作るための技術が発達し櫛指法は使用されなくなりましたが、沈金、蒔絵等の当時の集約した伝統的技術は現在でも高く評価されています。 漆には接着剤の効能もあり、接着剤のように「しっかりとくっついて離れない」という意味から、結婚式や仕事上など様々なお付き合いにおいて、「末永くお付き合いできますように」と願いを込めて、「人と人を繋ぐ」縁起物として昔から記念品やお遣い物に利用されてきました。更に、漆は時間が経てば経つほど強くなる性質を持っており、「益々強くなる」というのは何事においても良しとされ、記念品や出産祝い等、お祝い事には最適とされています。現在では、椀や箸、皿、小鉢、盆など、古き良き伝統を守りつつも新しい時代のニーズにあった商品作りがされています。

・木工(有限会社近藤木工)

KD-CRAFTは近藤木工として 1969年に創業。オーダー家具の設計、製造を行っています。より身近にオーダーメイド、近藤木工のクオリティを感じてもらうため2017年にKD-CRAFTのブランドを立ち上げました。腕時計をディスプレイするスタンドを、ハンドメイドサイトにて「腕時計スタンド」としてを販売したのを先駆けに熟練の職人による様々な作品を世に送り出しています。 「One in the world」(世界でひとつ)の物づくりをコンセプトに、「求められているモノに対していかに超えていけるか。」常にこの精神を持ち、予想以上のものを提供し続ける存在であり「クオリティ重視のモノづくり」をお届けしたいと思っております。